最近、FIRE(経済的自立・早期リタイア)という言葉もよく聞くようになり、高配当株に投資して配当金で月に数万・数十万円という収入があれば会社を辞められるのになと思う方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその一人です(笑)
高配当投資は、定期的な収入を得られる魅力的な投資方法です。しかし、高配当を追求するあまり、リスクの高い銘柄に投資してしまうと、元本を大きく損失する可能性もあります。
そこで、高配当投資の基礎知識から、銘柄選びのポイント、リスク管理まで、安定収入を目指すための情報を網羅的に解説します。この内容を理解すれば大きな失敗は防げるはずですので何度も読み返し推奨です!
高配当投資とは?
高配当投資のメリットとデメリット
メリット
- 安定収入を得られる:企業の利益から定期的に配当金を受け取ることができます。例えば、配当利回り5%の銘柄に100万円投資すると、年間5万円の配当金を受け取ることができます。銀行への定期預金の利息(金利年0.01%の場合、1年で利息はたったの10円)と比較して、非常に高い利回りです。
- 再投資で資産が増える:受け取った配当による収入をさらに投資に回すことで、投資の元手を増やして、さらに配当金を獲得するといったように、投資の効果を高めることができます(複利効果)。このように「雪だるま式」に資産を増やしていく楽しさがあるのも高配当銘柄への投資メリットです。
- ポートフォリオの安定化に役立つ:高配当株は、景気後退などの経済状況悪化の影響を受けにくい傾向があります。
デメリット
- 配当金の減配リスクがある:業績悪化などを背景に企業が配当金を減らすことがあります。
- 個別株選びが重要:高配当投資で成功するためには、企業分析を行い、慎重に個別株を選ぶ必要があります。
- 税金がかかる:配当金には、税金(日本株の場合は配当金に対して20.315%)がかかります。ただし、新NISAで購入分に関しては非課税です。
高配当投資とインデックス投資の違い
投資を考えている方であれば高配当投資とインデックス投資どっちを選ぶか迷う方もいると思いますのでまずはざっくりとそれぞれの違いを見てみましょう。
高配当投資
- 投資対象:高配当株(個別株)
- 目的:安定収入を得ること
- リスク:高
- リターン:高
- 必要な知識:個別株分析
インデックス投資
- 投資対象:指数に連動する投資信託
- 目的:長期的な資産形成
- リスク:低
- リターン:中
- 必要な知識:少
調べたり考えることが嫌だという方は基本的には脳死でインデックスファンドを購入することを個人的には推奨しますが、その場合分配金は自動再投資になることが多いでしょう。別にそれが悪いことはないのですが言い換えると投資期間中は資産額は増えることはあれど配当金のように手元に使えるお金は入ってきません…。
私は毎月3万円というお小遣い制のため、毎月自由に使えるお金を少しでも増やしたいという観点から高配当株をコツコツ購入しておりますが、子供の教育資金等の長期的な資産形成も見据えインデックス投資もしているハイブリットスタイルです。
高配当投資に向いている人・向いていない人
じゃあ、自分は高配当投資をするべきなのかというのは個々人の性格にもよると思いますが、基本的には個別株の分析もなるべくしたくないというほったらかし投資派はインデックス投資、多少の手間を許容できて毎年の安定収入が欲しい人は高配当投資でいいかなと思います。
向いている人
- 安定収入を得たい人
- 長期的な視点で投資できる人
- 個別株分析に時間と労力をかけられる人
向いていない人
- デイトレのような短期的な利益を求める人
- 減配等の一定のリスクを許容できない人
- 個別株分析に自信がなく主体的なリバランスができない人
これだけ聞くと、個別株の分析方法が分からないよと思われる方も多いと思いますのでこれは第2章で具体的に説明していきたいと思います。
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